昭和30年代後半から40年代頃の、ナラ材の片袖机です。
天板の塗装を剥がすと、ナラ材の特徴的な「虎斑(とらふ)」模様が現れました。
「虎斑」とは、ナラやカシなどの木が、成長する際に、中心部から放射状に栄養分を蓄えている層が、虎の縞模様のように見えるので、こう呼ばれます。
そして、この模様が現れるのは、木を柾目方向にカットした時だけで、ちょっと贅沢に製材しているんです。
柾目方向に製材することで、板の反りや変形を抑えることができます。
ですので、テーブルや机の天板に、柾目の板を使うことは、とても理にかなっています。
50年以上前のデスクですが、天板には、割れもないですし、ほとんど反っていなくて、いい状態です。
昔は、ナラやカシの木などが、日本の山にたくさん生えていて、「特別」なことではなかったんでしょうね。
▪サイズ(多少の誤差は、ご理解ください)
高さ 757㍉
天板のサイズ 909㍉×600㍉、厚さ 21㍉
【脚元の空間のサイズ】高さ 605㍉、幅 483㍉
【引出しの内部のサイズ】
(上段の左右)深さ 75㍉、奥行き 334㍉、
幅 (左側)459㍉、(右側)249㍉
(右側の2〜4段目・すべて共通)
深さ 110㍉、幅 249㍉、奥行き 334㍉
▶使用上問題はないのですが、気になるところ
・長くご使用されていたものですので、キズや凹み、シミや日焼けなど、小さなダメージはたくさんあります。
・引出しの底板には、インク染みや変色、日焼け、落としきれない汚れが少しあります。
・本体の側面などには、フックなどのネジの跡(小さな穴)がいくつかあります。(虫食い穴ではありません)
・引出しの動きは、調整済みですので、スムーズに動きます。(引出しの底の裏と、本体の引出しの開口部の桟に、目印の数字をスタンプしてあります。引出しのサイズは、ほぼ同じですが、数字同士を合わせていただくと、一番スムーズに開閉できます)
【この商品の配送について】
この商品は、大きめの商品ですので、アートセッティングデリバリー㈱の「家財おまかせ便」でお送りいたします。「家財おまかせ便」は、引越便となり、配送員2名が、お届け先で荷物を開梱し(梱包材は持ち帰ってくれます)、建物内の指定の位置に運んでくれるサービスです。
ご注文確定後、お届けのご希望日と時間帯を、調整させていただきます。
※ 申し訳ございませんが、北海道、沖縄県については、配送料が変わりますので、ご注文前にお問い合わせください。
▶ひつじ屋の商品は、長年使用されてきた古いモノです。汚れているものは洗浄し、破損しているところは修理して、塗装などはなるべく元のまま補修するようにしています(激しく傷んでいる塗装は、塗り直しています)。
構造上問題のない小さなダメージは、古いモノの味わいとして、あえてそのままにしています。ご理解の上、ご購入ください。
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